今から4年前。ベトナム人のLさんとDさんは、ことよりテラスに入職しました。
特定技能として、日本の在留資格を持った方です。
技能及び日本語能力の試験に合格する、又は技能実習で一定の条件を満たす必要がある資格とはいえ、まだ20代。
祖国を遠く離れた日本で、一人で生活し仕事をすることの大変さ。
高校生の時、たった3週間のホームステイでホームシックにかかり、日本に居る母へ泣きながらコレクトコールをかけた私には、ただただ尊敬しかありません。
そんなお二人は、昨年、見事、国家試験に合格し介護福祉士を取得。
日本語のレベルだけでなく、介護の専門用語もクリアできてこその合格です。
そして、Lさんは産休育休を取得し、今月職場復帰いたします。
6年前、8人の外国籍の職員をお迎えし、迎えるこちらも、なんとなくぎこちなかった雰囲気がありましたが、現在は19名。
その都度立ちはだかる色々な壁に、施設全体で取り組んできました。
今後も、もっと安心して長く働いてもらえるような魅力的な職場を目指し、精進していきたいと思っております。
『おちゅかれさまでした!』Lさんはとても元気で、見かけたらすぐに声をかけてくださいます。
Dさんは、優しく、入居者様と笑顔で散歩をしているのを見かけます。
残念なことに、『挨拶不要説』を唱える“はき違えた自由”が分からない人と、自分以外周りに関心のない“想像力が欠落”している人が増えているこの国。
見習わなければならないことがたくさんあるような気がします。

