(スタッフの記憶編①)
◇ 15年前の3月11日 14時46分
あなたは、何をしていましたか?
15年前のあの日、私は小学3年生。青森市にいました。
雪が降る中、いつも通り学校へ登校し、友達と他愛もない話をしながら授業を受け、帰りの会の準備をしていた
――そんな何気ない時間でした。
しかし、その日常は一瞬にして崩れ落ちました。
教室全体が、今まで見たこともないほど大きく揺れ、掲示物は大きく揺れ、扉や窓はガタガタと音を立てていました。
私は机の下に隠れ、必死に机の脚を押さえていましたが、揺れはなかなか収まりません。
時間の流れだけがゆっくりになったように感じられ、とても長い時間に思えました。
揺れが落ち着いた一瞬を見てランドセルを背負い、3階の校舎から体育館へ避難。
今まで経験したことのない揺れと、避難を指示する先生の緊張した声が、今でも耳に残っています。
その後は集団下校や保護者への引き渡しではなく、いつも通り子どもだけで帰宅することになりました。
「川の水、いつもより少ないね」
「信号ついてないじゃん!どうやって渡る?」
「なんか地面デコボコしてない?」
いつもの通学路なのに、どこか違う。
そんな違和感を覚えながら友達と話し、何が起きているのか分からないまま、足早に家へ向かいました。
家に着くと、電気が止まりテレビを見ることができない。
友達とも連絡が取れない。
ガスも止まり、お風呂にも入れない。
暖を取ることもできない。
そんな生活が数日続きましたが、当時の私は、あんなにも大きな災害が起きていたことを全く知りませんでした。
その日を境に、
「当たり前」は決して当たり前ではないこと。
そして、いつ何が起こるか分からないということ。
それを強く意識するようになりました。
何気なく過ぎていく日々も、誰かと交わす何気ない会話も、決して永遠ではない。
あの日の経験が、それを教えてくれたのだと思います。
今でもふとした瞬間に、あの時の揺れや、空気の張りつめた感覚がよみがえることがあります。
けれどそれは同時に、「今を大切に生きる」という気持ちを思い出させてくれるきっかけにもなっています。
これからも日常を大切にしながら、生きていきたいと思います。
そして、当時経験した教訓を、今の職場でも活かしていきたいです。